第65回全日本ローラースケートスピード選手権大会 兼:2018世界選手権大会・ローラースポーツアジア選手権大会 2018世界学生選手権大会 代表選手選考会 兼:JOCジュニアオリンピックカップ大会
【日時】平成30年4月7日~8日
【場所】東京都江戸川区 水辺のスポーツ広場ローラーコート
【参加者】
(ジュニアA男子)Teppei, Ken
(ジュニアA女子)Riko
(ジュニアB男子)Toshinobu, Yotaro, Genta, Issei, Kohei
(ジュニアB女子)Saya, Moeka, Yuzuki, Chikako, Akane
(ジュニアC) Akiha, Kazuki, Kanta
今年も全日本に参加して参りました。
日本ローラースポーツ連盟のスケボーが2020東京オリンピックの競技になりましたが、スピードに関しても徐々に視界が広がっている感じです。
ユースオリンピックの公開競技にもなりましたし、2024パリオリンピックでの正式採用にも多大な期待がかかっています。
その流れがあるからか、本大会のジュニアカテゴリは「JOCジュニアオリンピックカップカップ大会」としても実施されました。
そのJOCジュニアオリンピックカップ大会の男女で一つずつのカップを、なんと当クラブキャプテンのTeppeiが獲得しました。非常に名誉なことで、チーム一同大興奮でした。
カップは透明なので写真では分かりづらいですが。。。
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去年も最大参加者数更新と言って喜んでいたのですが、今年はさらに増加の16名参加(エントリーは17名だったのですが、残念ながらSimon引退により1名減)しました。
特にこの一年以内に入部したばかりのAkaneとAkihaが積極的に参加してくれたのが大きかったと思います。
2人は相当緊張していましたが、良い経験になりました。
例によってと言いますか、4月なのに無茶苦茶寒く、テントを吹き飛ばすほどに物凄い風でしたが、ともかく全種目を余すことなく完遂できました。
吹き飛ぶテントを一人で支えられた久我さんをはじめとし、大会役員の皆様には大変お世話になりました。
毎年大騒ぎの騒がしい我々ですが、今年は例年の騒がしさに加えて、少しチーム力も強化すべく、組織的な指示体制を組んで試合に臨みました。
結果的には、やはり大騒ぎだったのですが、その中でも、割と上手くいった点もあり、今後も続けていきたいなと考えている次第です。
脇スピード委員長や他チームの方からも、伊丹スピードクラブのチーム力を評価頂き、選手だけでなく保護者もやる気になっています。
では、クラブ員が参加した種目を中心に上位カテゴリから記載していきます。
【ジュニアA男子】
(総評)
このカテゴリーは、世界選手権の出場選考対象で、各種目上位1位、2位が選考対象となります。
Teppeiは4種目中3種目で1位を獲得し、今年は無くなったものの立派な総合優勝でした。
それが評価されてのJOCジュニアオリンピックカップ授与だと思われます。
Kenも入賞は少し遠かったものの、随所でTeppeiをアシストするような動きも見せて、エリミネーションレースでは、なんと大物をエリミさせるなど、持っている力を出してました。
(500m+D)
Teppei 48"878 3位
Ken 54"890 6位(予選敗退)
Teppeiはちょっと仕掛けどころを間違えて、ゴールラインに届かなかった感じでした。
Kenは短距離の力が足りなすぎます。強化が必要です。
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(1000m)
Teppei 1'37"070 1位
Ken 1'42"305 5位
Teppeiはここでのラインどりは絶妙で、ライバルのYuya選手を少し不利なインに誘導できたのが勝因の一つだったと思います。
また、仕掛けるタイミングもちょうど良く、残り2周で先頭に立ち最も得意なラインで滑れたため、コーナー出口からの加速で優位に立ち、何とかSyuto選手も差し置いて1着でゴールラインを切りました。
Kenは序盤の3周を先頭あたりで引っ張り、Teppeiがレースを進行しやすくしました。一応アシストになったのか、Teppeiからはレース後に感謝されていました。
控えめなガッツポーズ。副代表からは「カマキリガッツポーズ」と言われてました。(笑)
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(5000mエリミネーションレース)
Teppei 8'57"198 1位
Ken 最終エリミ 4位
少し距離の短いエリミネーションレースで、Teppeiは他チーム競合のYuya選手、Syuto選手に徹底マークされていました。
このレースが最もチーム戦が上手くいったレースで、作戦も有効でした。
スピードが劣るKenながら、上手く先頭に出てかき回してみたり、仕掛けのタイミングを早めてみたりした結果、なんと大物のYuya選手を先にエリミするなどアシストが相当上手くいき、結果、徹底マークされていたTeppeiが1位になり、Kenも4位に入る大健闘でした。
チーム一同、大興奮でした。
先頭を引くKen
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(10000mポイントレース)
Teppei 18'15"272 1位
Ken オミット 5位
長距離はTeppeiの独壇場でした。2位に2周回以上差をつけて圧勝。
滑り足りないのか、周回を数えられないのかは謎ですが、ゴール後も周りから止められるまで滑り続けるタフ(?)さを発揮していました。
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【ジュニアA女子】
(総評)
Rikoも地味に力をつけてきていることが感じられる大会になりました。
まだまだ上位に迫るには全く足りていませんが、少なくとも以前のRikoに比べて確実に伸びています。
(500m+D)
Riko 1'06"228 5位(予選敗退)
短距離を短距離らしく走るにはもう少し筋力的な強化が必要だと思います。
(5000mエリミネーションレース)
(10000mポイントレース)
Riko エリミ 4位
エリミネーションレース、ポイントレース共これまで勝ったことのない鈴木選手に初めて勝ちました。
持っている力を出せました。諦めずに滑り切る姿勢もあり、よく頑張ったと思います。
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【ジュニアB男子】
(総評)
ここには鉄板の3名(小野里選手、梅村選手、浦田選手)がいて、当クラブのメンバーとは体格が圧倒的に異なり、トップスピードも敵いません。
そんな中でも、特に長距離でチーム力を発揮して5000mエリミネーションレースでは3位を獲得しました。チームで取った入賞です。もしかしたらこういう取り方はチーム初じゃないかなと思います。
一方、トップスピードに明らかな課題があり、チームとして改善していかなければ先は無い…とも感じました。
(500m+D)
Issei 56"426 準決勝敗退
Yotaro 57"331 準決勝敗退
Toshinobu 56"602 準々決勝敗退
Genta 57"326 準々決勝敗退
Kohei 58"192 準々決勝敗退
伊丹スピードクラブは短距離が伝統的に弱いのですが、如実に出てしまった感じです。
誰一人決勝進出できず、準決勝が最高でした。
クラブとして短距離強化しないといけない…と痛感しました。
(1500m)
Issei 2'35"458 決勝5位
Yotaro 2'42"502 予選敗退
Kohei 2'42"668 予選敗退
Toshinobu 2'49"936 予選敗退
Genta 2'51"203 予選敗退
Isseiのみ決勝進出しました。
予選の組で小野里選手が力惜しみせずに結構なペースで引っ張ってくれた幸運もありますが、Isseiはだいぶん力をつけてきています。
レース中のポーカーフェイスを見ていると、もっとガンガン行けるだけの余力がありそうにも見えるのですが、本人曰く一杯一杯だそうです。周囲からは今のところ分かりません。
クラブ内の同世代では最もトップスピードが速くなりつつあるIsseiですが、全国区ではまだまだ勝負出来ない感じです。
トップスピード強化がクラブの課題として完全に浮き彫りになりました。
ゴールシーン。Isseiはスプリントに参加できませんでした。
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(3000mポイントレース)
Yotaro 5'55"409 決勝4位
Kohei 5'55"500 決勝5位
Toshinobu 6'02"327 決勝7位
Genta 6'09"990 決勝11位
Issei 6'10"310 決勝12位
比較的長距離が得意な当クラブなため、出場したクラブ員全員が決勝進出し、短距離系よりはマシな成績でした。
しかしながら、4位のYotaroでさえ3位とは18秒近く離されており、ポイントレース特有のトップスピードに着いていけませんでした。
長距離と言えども、トップスピードがないと勝てません。難しい競技です。
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(5000mエリミネーションレース)
Yotaro 8'53"554 決勝3位
Kohei エリミ 決勝4位
Toshinobu エリミ 決勝7位
Issei エリミ 決勝9位
Genta エリミ 予選敗退
ジュニアB男子では、この決勝レースが最も盛り上がりました。
鉄板3名を何とかして攻略しないと一個も表彰が取れない…、決勝に進出した4名で必死にレースを作りました。
Toshinobu、Koheiはチームオーダーをよく聞き、何度も頑張って周りを落としました。
仕掛けるべきところで仕掛けることが出来き、また、パック内のポジション争いでも全く遠慮することなく、鉄板3名でさえ楽には前に入れず、バチバチでした。
3強の梅村選手をKoheiが競り勝ちエリミネートしたシーンでは、周りからも歓声/悲鳴が上がる程盛り上がったレースで、トップ選手たちからも「激アツレースだったね」とお褒めの言葉を頂けました。
結果的にはYotaroが日ロ大会で初めて表彰台に上ることが出来ました。本人の頑張りはもちろんのこと、周りのサポートも大きかったと思います。
Koheiが4位でエリミされるシーン。大きな差は全くなく、僅差でした。
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【ジュニアB女子】
(総評)
ここは鷲尾選手が総合的に飛びぬけて強く、続いて星沢選手のトップスピードが当クラブメンバーより圧倒的で、その二人にMoeka、Yuzukiが続くような状況でした。
何とかして牙城を崩したいと色々画策しましたが、結果的にはやられてしまった感じです。悔しさが残りますね。
ただ、その中でもエリミネーションレースではチーム力を発揮して、比較的良い結果も得られました。
良いライバルがいて、良いレースが出来ます…、素晴らしい世代とも言えるんじゃないでしょうか。
まだまだビギナーのAkane(誕生日が12月超後半の4年生…。後数日生まれならでジュニアC…)も勇気を振り絞りこの強烈なカテゴリーに出ました。緊張で吐きそうになりながらも、逃げずに出場したことでかなり成長したと思います。Nobu選手から「あの子、ちゃんと滑れるようになってる!!」とお褒めの言葉も頂きました。
(500m+D)
Moeka 57"292 決勝3位
Yuzuki 57"494 決勝4位
Saya 57"906 準決勝敗退
Chikako 58"602 準決勝敗退
Akane 1'13"990 予選敗退
Moeka、Yuzukiとも準決勝のタイム(それぞれ55"187、56"419)より決勝タイムが遅くなってしまいました。
鷲尾選手、星沢選手の一瞬のダッシュに着いていけず、後追いしても間に合わずでした。
ニートは今大会では短距離を制覇することを目標に頑張っておられたとのことで、その練習の成果が発揮されてました。
今回、上からずっと書いていますが、我々にはトップスピードが足りていないことが明らかな敗因です。
(1500m)
Yuzuki 2'50"736 決勝3位
Moeka 2'50"906 決勝4位
Saya 2'56"068 決勝5位
Chikako 3'20"828 決勝6位
Akane 3'51"779 予選敗退
この決勝が最も悔しいレースとなりました。決勝進出6名中、伊丹スピードクラブから4名、ニート2名で完全にチーム対決になりました。
ニート2名はトップスピードが明らかに速いため、何とかチーム力でスピードを封じたいと考えていたのですが、作戦立案側の力不足で、結局後手に回ってしまい、ゴール前の数mm足りず…、1,2位独占されてしまいました。
スタート前に、「1,2位独占されるのが最悪」と考えていた結果になってしまい、悔しすぎました。選手たちにも申し訳ない気持ちです。
仕掛けが遅く、ニート2名に先を越されました。
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僅差中の僅差…。悔しすぎる数mmの負けです。
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(3000mポイントレース)
Moeka 6'04"316 4点 決勝3位
Yuzuki 6'04"060 3点 決勝4位
Saya 6'07"970 0点 決勝5位
Chikako オミット 決勝8位
Akane オミット 決勝11位
ここは、選手個人任せの無策で臨んでしまい、これまた良くない結果でした。
(入賞しているので最悪とは言いませんが、少なくとも失敗です)
序盤にMoekaとYuzukiで潰しあうようなポイント取り合いになってしまい、それで力尽きてしまうという展開でした…。
やっぱり最悪ですね。
きちんとチームオーダーできていれば、少なくとも2位は取るべきカテゴリであり、それをみすみす1,2位独占されてしまったのは勿体なかったです。
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(5000mエリミネーションレース)
Moeka 9'30"347 決勝2位
Yuzuki 9'30"743 決勝3位
Chikako エリミ 決勝4位
Saya エリミ 決勝6位
Akane エリミ 決勝9位
ジュニアB女子も、この決勝レースが最も盛り上がりました。
特にチームオーダを非常に良く理解したSayaとChikakoが積極的にレースに参加し、ライバルを上手く競り落としてくれました。
Chikakoが4位に残った時のエリミネーションでは、非常に良いタイミングでダッシュが出来て、ゴールラインを僅差で駆け抜けた時は感動的でさえありました。
このレースに対して強いて言うなら、最後2周のところで、MoekaまたはYuzukiが鷲尾選手の前まで行けていれば、前でゴールできた可能性があったのに、後ろについて同じように休憩してしまったのが失敗です。
Akaneはトップ集団からは離れましたが、後ろ集団の中で頑張って滑っていました。良い経験になったと思います。
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【ジュニアC】
(総評)
KazukiとKantaが僅差ながら、今回はKazukiが競争を制して3位を独占しました。
KantaはKazukiに負けたのが随分悔しかったようです。その悔しさを自分の練習に向けて今後の練習を頑張ってくれれば良いですね。
とは言え、2位と3位では大きな差があったわけで、まず、自力を上げるしかありません。3人とも頑張ってください。
Akihaは初めての日ロの大きな大会で、相当緊張していました。当然勝てはしませんでしたが、負けの中にも収穫はありました。また練習を頑張りましょう。
(500m)
Kazuki 1'07"849 決勝3位
Kanta 1'10"659 決勝5位
Akiha 1'12"939 予選敗退
Kazukiが3位に入りました。が、2位とは5秒差もあり、堂々の3位とも言えません。
低学年はまだまだ伸びしろしかないので、しっかり練習して伸ばしていきましょう。
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(1000m)
Kazuki 2'17"451 決勝3位
Kanta 2'17"623 決勝4位
Akiha 2'41"560 予選敗退
こちらも同じくKazukiが3位でした。そして同じく2位とは9秒差もあります。
ニート2名との差が大きく、チーム力の差です。チーム全体の底上げと、個人の頑張りの両方が必要です。
Akihaもこのレースでは前を抜けそうで抜けない(抜き方が分からない)といった貴重な経験ができました。
【アップ】
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【開会式】
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【大会中の一コマ】
コーナーで固まって応援しました。写真はレースの合間かも。
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Moeka & Yuzuki。可愛い顔していますが、随分速くなりました。
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Akane & Akiha。2人も速くなるといいですね。
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鳩を追っかけているのか?
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例年ですが、閉会式を待っている間、いつの間にか巨大パックができます。この時間、選手たちは本当に楽しそうに滑ります。
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【閉会式】
OBの川畑拳吾さんからメダルを授与されました。超強豪選手だった拳吾さんから表彰されると、大変誇らしく感じますね。
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Yotaroは初の日ロ大会の入賞です。本人もですが周りも嬉しかったです。
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Teppeiは何かニコニコしています。ライバルたちと何か話したのかな?
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日本ローラースポーツ連盟会長である衆議院議員平沢勝栄会長と。多忙の中、表彰式に駆けつけてくださいました。
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JOCジュニアオリンピックカップ受賞者のTeppeiと高萩選手。平沢勝栄会長から直接頂きました。
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中学生以上はG/Wの強化合宿に召集されました。
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説明会を終えて…。皆、大会も終わり大変リラックスした表情です。
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次の全日本ロードに向けて、また頑張っていきたいと思います。
最後になりましたが、大会を円滑に運営頂いた日本ローラースポーツ連盟の皆様に感謝いたします。
【日時】平成30年4月7日~8日
【場所】東京都江戸川区 水辺のスポーツ広場ローラーコート
【参加者】
(ジュニアA男子)Teppei, Ken
(ジュニアA女子)Riko
(ジュニアB男子)Toshinobu, Yotaro, Genta, Issei, Kohei
(ジュニアB女子)Saya, Moeka, Yuzuki, Chikako, Akane
(ジュニアC) Akiha, Kazuki, Kanta
今年も全日本に参加して参りました。
日本ローラースポーツ連盟のスケボーが2020東京オリンピックの競技になりましたが、スピードに関しても徐々に視界が広がっている感じです。
ユースオリンピックの公開競技にもなりましたし、2024パリオリンピックでの正式採用にも多大な期待がかかっています。
その流れがあるからか、本大会のジュニアカテゴリは「JOCジュニアオリンピックカップカップ大会」としても実施されました。
そのJOCジュニアオリンピックカップ大会の男女で一つずつのカップを、なんと当クラブキャプテンのTeppeiが獲得しました。非常に名誉なことで、チーム一同大興奮でした。
カップは透明なので写真では分かりづらいですが。。。

去年も最大参加者数更新と言って喜んでいたのですが、今年はさらに増加の16名参加(エントリーは17名だったのですが、残念ながらSimon引退により1名減)しました。
特にこの一年以内に入部したばかりのAkaneとAkihaが積極的に参加してくれたのが大きかったと思います。
2人は相当緊張していましたが、良い経験になりました。
例によってと言いますか、4月なのに無茶苦茶寒く、テントを吹き飛ばすほどに物凄い風でしたが、ともかく全種目を余すことなく完遂できました。
吹き飛ぶテントを一人で支えられた久我さんをはじめとし、大会役員の皆様には大変お世話になりました。
毎年大騒ぎの騒がしい我々ですが、今年は例年の騒がしさに加えて、少しチーム力も強化すべく、組織的な指示体制を組んで試合に臨みました。
結果的には、やはり大騒ぎだったのですが、その中でも、割と上手くいった点もあり、今後も続けていきたいなと考えている次第です。
脇スピード委員長や他チームの方からも、伊丹スピードクラブのチーム力を評価頂き、選手だけでなく保護者もやる気になっています。
では、クラブ員が参加した種目を中心に上位カテゴリから記載していきます。
【ジュニアA男子】
(総評)
このカテゴリーは、世界選手権の出場選考対象で、各種目上位1位、2位が選考対象となります。
Teppeiは4種目中3種目で1位を獲得し、今年は無くなったものの立派な総合優勝でした。
それが評価されてのJOCジュニアオリンピックカップ授与だと思われます。
Kenも入賞は少し遠かったものの、随所でTeppeiをアシストするような動きも見せて、エリミネーションレースでは、なんと大物をエリミさせるなど、持っている力を出してました。
(500m+D)
Teppei 48"878 3位
Ken 54"890 6位(予選敗退)
Teppeiはちょっと仕掛けどころを間違えて、ゴールラインに届かなかった感じでした。
Kenは短距離の力が足りなすぎます。強化が必要です。



(1000m)
Teppei 1'37"070 1位
Ken 1'42"305 5位
Teppeiはここでのラインどりは絶妙で、ライバルのYuya選手を少し不利なインに誘導できたのが勝因の一つだったと思います。
また、仕掛けるタイミングもちょうど良く、残り2周で先頭に立ち最も得意なラインで滑れたため、コーナー出口からの加速で優位に立ち、何とかSyuto選手も差し置いて1着でゴールラインを切りました。
Kenは序盤の3周を先頭あたりで引っ張り、Teppeiがレースを進行しやすくしました。一応アシストになったのか、Teppeiからはレース後に感謝されていました。
控えめなガッツポーズ。副代表からは「カマキリガッツポーズ」と言われてました。(笑)

(5000mエリミネーションレース)
Teppei 8'57"198 1位
Ken 最終エリミ 4位
少し距離の短いエリミネーションレースで、Teppeiは他チーム競合のYuya選手、Syuto選手に徹底マークされていました。
このレースが最もチーム戦が上手くいったレースで、作戦も有効でした。
スピードが劣るKenながら、上手く先頭に出てかき回してみたり、仕掛けのタイミングを早めてみたりした結果、なんと大物のYuya選手を先にエリミするなどアシストが相当上手くいき、結果、徹底マークされていたTeppeiが1位になり、Kenも4位に入る大健闘でした。
チーム一同、大興奮でした。
先頭を引くKen

(10000mポイントレース)
Teppei 18'15"272 1位
Ken オミット 5位
長距離はTeppeiの独壇場でした。2位に2周回以上差をつけて圧勝。
滑り足りないのか、周回を数えられないのかは謎ですが、ゴール後も周りから止められるまで滑り続けるタフ(?)さを発揮していました。


【ジュニアA女子】
(総評)
Rikoも地味に力をつけてきていることが感じられる大会になりました。
まだまだ上位に迫るには全く足りていませんが、少なくとも以前のRikoに比べて確実に伸びています。
(500m+D)
Riko 1'06"228 5位(予選敗退)
短距離を短距離らしく走るにはもう少し筋力的な強化が必要だと思います。
(5000mエリミネーションレース)
(10000mポイントレース)
Riko エリミ 4位
エリミネーションレース、ポイントレース共これまで勝ったことのない鈴木選手に初めて勝ちました。
持っている力を出せました。諦めずに滑り切る姿勢もあり、よく頑張ったと思います。


【ジュニアB男子】
(総評)
ここには鉄板の3名(小野里選手、梅村選手、浦田選手)がいて、当クラブのメンバーとは体格が圧倒的に異なり、トップスピードも敵いません。
そんな中でも、特に長距離でチーム力を発揮して5000mエリミネーションレースでは3位を獲得しました。チームで取った入賞です。もしかしたらこういう取り方はチーム初じゃないかなと思います。
一方、トップスピードに明らかな課題があり、チームとして改善していかなければ先は無い…とも感じました。
(500m+D)
Issei 56"426 準決勝敗退
Yotaro 57"331 準決勝敗退
Toshinobu 56"602 準々決勝敗退
Genta 57"326 準々決勝敗退
Kohei 58"192 準々決勝敗退
伊丹スピードクラブは短距離が伝統的に弱いのですが、如実に出てしまった感じです。
誰一人決勝進出できず、準決勝が最高でした。
クラブとして短距離強化しないといけない…と痛感しました。
(1500m)
Issei 2'35"458 決勝5位
Yotaro 2'42"502 予選敗退
Kohei 2'42"668 予選敗退
Toshinobu 2'49"936 予選敗退
Genta 2'51"203 予選敗退
Isseiのみ決勝進出しました。
予選の組で小野里選手が力惜しみせずに結構なペースで引っ張ってくれた幸運もありますが、Isseiはだいぶん力をつけてきています。
レース中のポーカーフェイスを見ていると、もっとガンガン行けるだけの余力がありそうにも見えるのですが、本人曰く一杯一杯だそうです。周囲からは今のところ分かりません。
クラブ内の同世代では最もトップスピードが速くなりつつあるIsseiですが、全国区ではまだまだ勝負出来ない感じです。
トップスピード強化がクラブの課題として完全に浮き彫りになりました。
ゴールシーン。Isseiはスプリントに参加できませんでした。

(3000mポイントレース)
Yotaro 5'55"409 決勝4位
Kohei 5'55"500 決勝5位
Toshinobu 6'02"327 決勝7位
Genta 6'09"990 決勝11位
Issei 6'10"310 決勝12位
比較的長距離が得意な当クラブなため、出場したクラブ員全員が決勝進出し、短距離系よりはマシな成績でした。
しかしながら、4位のYotaroでさえ3位とは18秒近く離されており、ポイントレース特有のトップスピードに着いていけませんでした。
長距離と言えども、トップスピードがないと勝てません。難しい競技です。

(5000mエリミネーションレース)
Yotaro 8'53"554 決勝3位
Kohei エリミ 決勝4位
Toshinobu エリミ 決勝7位
Issei エリミ 決勝9位
Genta エリミ 予選敗退
ジュニアB男子では、この決勝レースが最も盛り上がりました。
鉄板3名を何とかして攻略しないと一個も表彰が取れない…、決勝に進出した4名で必死にレースを作りました。
Toshinobu、Koheiはチームオーダーをよく聞き、何度も頑張って周りを落としました。
仕掛けるべきところで仕掛けることが出来き、また、パック内のポジション争いでも全く遠慮することなく、鉄板3名でさえ楽には前に入れず、バチバチでした。
3強の梅村選手をKoheiが競り勝ちエリミネートしたシーンでは、周りからも歓声/悲鳴が上がる程盛り上がったレースで、トップ選手たちからも「激アツレースだったね」とお褒めの言葉を頂けました。
結果的にはYotaroが日ロ大会で初めて表彰台に上ることが出来ました。本人の頑張りはもちろんのこと、周りのサポートも大きかったと思います。
Koheiが4位でエリミされるシーン。大きな差は全くなく、僅差でした。

【ジュニアB女子】
(総評)
ここは鷲尾選手が総合的に飛びぬけて強く、続いて星沢選手のトップスピードが当クラブメンバーより圧倒的で、その二人にMoeka、Yuzukiが続くような状況でした。
何とかして牙城を崩したいと色々画策しましたが、結果的にはやられてしまった感じです。悔しさが残りますね。
ただ、その中でもエリミネーションレースではチーム力を発揮して、比較的良い結果も得られました。
良いライバルがいて、良いレースが出来ます…、素晴らしい世代とも言えるんじゃないでしょうか。
まだまだビギナーのAkane(誕生日が12月超後半の4年生…。後数日生まれならでジュニアC…)も勇気を振り絞りこの強烈なカテゴリーに出ました。緊張で吐きそうになりながらも、逃げずに出場したことでかなり成長したと思います。Nobu選手から「あの子、ちゃんと滑れるようになってる!!」とお褒めの言葉も頂きました。
(500m+D)
Moeka 57"292 決勝3位
Yuzuki 57"494 決勝4位
Saya 57"906 準決勝敗退
Chikako 58"602 準決勝敗退
Akane 1'13"990 予選敗退
Moeka、Yuzukiとも準決勝のタイム(それぞれ55"187、56"419)より決勝タイムが遅くなってしまいました。
鷲尾選手、星沢選手の一瞬のダッシュに着いていけず、後追いしても間に合わずでした。
ニートは今大会では短距離を制覇することを目標に頑張っておられたとのことで、その練習の成果が発揮されてました。
今回、上からずっと書いていますが、我々にはトップスピードが足りていないことが明らかな敗因です。
(1500m)
Yuzuki 2'50"736 決勝3位
Moeka 2'50"906 決勝4位
Saya 2'56"068 決勝5位
Chikako 3'20"828 決勝6位
Akane 3'51"779 予選敗退
この決勝が最も悔しいレースとなりました。決勝進出6名中、伊丹スピードクラブから4名、ニート2名で完全にチーム対決になりました。
ニート2名はトップスピードが明らかに速いため、何とかチーム力でスピードを封じたいと考えていたのですが、作戦立案側の力不足で、結局後手に回ってしまい、ゴール前の数mm足りず…、1,2位独占されてしまいました。
スタート前に、「1,2位独占されるのが最悪」と考えていた結果になってしまい、悔しすぎました。選手たちにも申し訳ない気持ちです。
仕掛けが遅く、ニート2名に先を越されました。

僅差中の僅差…。悔しすぎる数mmの負けです。

(3000mポイントレース)
Moeka 6'04"316 4点 決勝3位
Yuzuki 6'04"060 3点 決勝4位
Saya 6'07"970 0点 決勝5位
Chikako オミット 決勝8位
Akane オミット 決勝11位
ここは、選手個人任せの無策で臨んでしまい、これまた良くない結果でした。
(入賞しているので最悪とは言いませんが、少なくとも失敗です)
序盤にMoekaとYuzukiで潰しあうようなポイント取り合いになってしまい、それで力尽きてしまうという展開でした…。
やっぱり最悪ですね。
きちんとチームオーダーできていれば、少なくとも2位は取るべきカテゴリであり、それをみすみす1,2位独占されてしまったのは勿体なかったです。




(5000mエリミネーションレース)
Moeka 9'30"347 決勝2位
Yuzuki 9'30"743 決勝3位
Chikako エリミ 決勝4位
Saya エリミ 決勝6位
Akane エリミ 決勝9位
ジュニアB女子も、この決勝レースが最も盛り上がりました。
特にチームオーダを非常に良く理解したSayaとChikakoが積極的にレースに参加し、ライバルを上手く競り落としてくれました。
Chikakoが4位に残った時のエリミネーションでは、非常に良いタイミングでダッシュが出来て、ゴールラインを僅差で駆け抜けた時は感動的でさえありました。
このレースに対して強いて言うなら、最後2周のところで、MoekaまたはYuzukiが鷲尾選手の前まで行けていれば、前でゴールできた可能性があったのに、後ろについて同じように休憩してしまったのが失敗です。
Akaneはトップ集団からは離れましたが、後ろ集団の中で頑張って滑っていました。良い経験になったと思います。


【ジュニアC】
(総評)
KazukiとKantaが僅差ながら、今回はKazukiが競争を制して3位を独占しました。
KantaはKazukiに負けたのが随分悔しかったようです。その悔しさを自分の練習に向けて今後の練習を頑張ってくれれば良いですね。
とは言え、2位と3位では大きな差があったわけで、まず、自力を上げるしかありません。3人とも頑張ってください。
Akihaは初めての日ロの大きな大会で、相当緊張していました。当然勝てはしませんでしたが、負けの中にも収穫はありました。また練習を頑張りましょう。
(500m)
Kazuki 1'07"849 決勝3位
Kanta 1'10"659 決勝5位
Akiha 1'12"939 予選敗退
Kazukiが3位に入りました。が、2位とは5秒差もあり、堂々の3位とも言えません。
低学年はまだまだ伸びしろしかないので、しっかり練習して伸ばしていきましょう。

(1000m)
Kazuki 2'17"451 決勝3位
Kanta 2'17"623 決勝4位
Akiha 2'41"560 予選敗退
こちらも同じくKazukiが3位でした。そして同じく2位とは9秒差もあります。
ニート2名との差が大きく、チーム力の差です。チーム全体の底上げと、個人の頑張りの両方が必要です。
Akihaもこのレースでは前を抜けそうで抜けない(抜き方が分からない)といった貴重な経験ができました。
【アップ】







【開会式】



【大会中の一コマ】
コーナーで固まって応援しました。写真はレースの合間かも。

Moeka & Yuzuki。可愛い顔していますが、随分速くなりました。

Akane & Akiha。2人も速くなるといいですね。

鳩を追っかけているのか?

例年ですが、閉会式を待っている間、いつの間にか巨大パックができます。この時間、選手たちは本当に楽しそうに滑ります。

【閉会式】
OBの川畑拳吾さんからメダルを授与されました。超強豪選手だった拳吾さんから表彰されると、大変誇らしく感じますね。



Yotaroは初の日ロ大会の入賞です。本人もですが周りも嬉しかったです。

Teppeiは何かニコニコしています。ライバルたちと何か話したのかな?

日本ローラースポーツ連盟会長である衆議院議員平沢勝栄会長と。多忙の中、表彰式に駆けつけてくださいました。





JOCジュニアオリンピックカップ受賞者のTeppeiと高萩選手。平沢勝栄会長から直接頂きました。


中学生以上はG/Wの強化合宿に召集されました。

説明会を終えて…。皆、大会も終わり大変リラックスした表情です。

次の全日本ロードに向けて、また頑張っていきたいと思います。
最後になりましたが、大会を円滑に運営頂いた日本ローラースポーツ連盟の皆様に感謝いたします。